【発表会の思い出】冷静に対応ができた生徒さんと緊張しすぎの先生

グリーンスタジオのピアノ

こんにちは。

市川市ピアノ教室なかのミュージックスクールのブログをご覧いただき、ありがとうございます。

今回は、先日開催をしました発表会の第1部で「冷静に対応ができた2人の生徒さん」のお話しです。

冷静な対応ができた二人の生徒さん

ステージ上では、みんな緊張してしまうもの。

そんな中、突然起きたハプニングに落ち着いて対応できた生徒さんをご紹介します。

楽譜が見れなくなっても、あわてずに。。

楽譜を見ながら弾いていた小6の生徒さん。

演奏中に楽譜が閉じて見れなくなってしまいました。弾きながら、開けたけれど、また閉じてしまい、、
「大丈夫かな?このまま最後まで弾けるかな?」
と思いながら、演奏を聴いていました。
でも、念のため、楽譜と譜面台をテープで止めるためのテープを用意しながら、、

少し経つと、やはり楽譜が見れないために、演奏が止まってしまったので、そのタイミングでステージに行きました。その時

「どこから弾きますか?初めから弾いても大丈夫?」

と小さい声で聞いてくれました。私は
「うん、大丈夫だよ。初めから弾こう!」
と伝え舞台袖に戻り、その生徒さんは最後まで演奏しました。

楽譜が見れなくなったら「どうしよう!?」と焦る気持ちになってしまいますが、冷静にその場にいて、どこから弾いたらいいかを確認できるのは、すごい事です。
幼稚園の頃から、おっとりしていて優しい雰囲気にも関わらず、とても度胸があって堂々とステージで演奏していたので、小さい頃の発表会ではいつもトップバッターをお願いしていたなぁと懐かしい気持ちになりました。

今回も最後まで演奏できたのは、とても立派でした。

楽譜をテープで止めている

突然、自分の出番になったのに。。

直前で他の生徒さんが出演できなくなり、順番が繰り上がったために、突然自分の番になってしまった小3の生徒さん。

その影響だと思うのですが、曲を弾き始めた時に、1オクターブ高い音を弾いてしまいました。
ですが、本人もそれに気づいて、その音と、低い音を何度か弾き比べてをしてみて「こっちだな」と思う音から弾き始めました。

いつもと違うピアノでは、どこが「真ん中のド」か、わからなくなってしまうことがよくあります。
実は、今回も小さい生徒さんの時には、「真ん中のド」の場所にピンクのテープを貼っています。

そんな緊張感の中、音が高いことに気づき、冷静にどの音かを試してみて、弾き始めることができた事に、大きな拍手!です。

あわてず、あせらず、堂々と

2人とも、心の中では、焦っていたと思うし、「どうしよう」と何度も思っていたはずです。
見方によっては、
「楽譜が見れなくなって止まっちゃった」
「弾き始めの音を間違えちゃった」
とネガティブに考えてしまうような出来事ではありますが、全然そんなことはないです。

臨機応変に対応できたことに自信を持ってください。
簡単にできることではありません。

ステージでは、あわてず、あせらず、堂々と

緊張しすぎの先生。。

そんな2人とは対照的に、先生は緊張しまくりでした。
舞台袖では、演奏直前に
「もう、ムリムリ~」
と言いながらウロウロ歩き回ったり、
ちょうど控室から出てきた男の子2人に「緊張して弾けないよ~」と話しを聞いてもらったり、
出番直前にイヤリングを落としたり。
本番では、やっぱり間違えちゃった所もあったけど、、、
でも、みんなに「がんばれ!」というだけでなく、同じ経験をすることが大切と思っているので、先生もがんばりました。

ピアノを弾く先生

さいごに。。

第1部のソロ演奏は、それぞれの生徒さんが1年間がんばってきた成長の証です。

それは、曲の演奏だけでなく、ステージでのマナーや態度も含みます。

ステージでは、緊張するし、失敗もあるかもしれないけれど、そのすべてが自信に繋がります。

失敗は失敗ではなく「経験」です。いろいろな経験を積み重ねて、自信に繋げていこう!